田丸神父のブログ 聖書エッセイ

田丸神父の聖書エッセイです。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマスの喜び

羊飼いを導く星 私は子供たちとクリスマスの準備をするとき、クリスマスは神の独り子である主イエスが誕生されたことをお祝いする日だけど、イエス様は何時頃お生まれになったのかなと聞くことがあります。子供たちは皆真夜中の12時頃とか明け方早くと答え…

クリスマスメッセージ

幼稚園時代の聖劇(宿屋の主人) 私はクリスマスには何か不思議な力が働いているように感じます。戦争している国同士でも、クリスマスの日は戦争をするのをやめよう、クリスマスの日まで戦い続けるのはあまりに悲しすぎると感じます。クリスマスの日は、本当…

ヨセフ様へのお告げ

ヨセフ様への夢でのお告げ 1:18 イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。1:19 夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざた…

わたしは主のはしためです

マリア様とイエス様 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。(ルカ1・38) マリア様は天使からお告げを受けられた時、それが何を意味するか正直よくわからなかったでしょう。ただ神…

マリア様への天使のお告げ

マリア様への天使のお告げ 1:26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。 1:27 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。1:28 天使は、彼女の…

天使と羊飼い

天使と羊飼い 2:8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。 2:9 すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。2:10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告…

自分の方から動いて

星を仰ぐ博士たち どうしたら、私たちがもっと神様の心、呼びかけ、うながしを感じ取ることができるでしょうか。そして神様が共にいてくださるそのいつくしみとあたたかさを感じ取っていくために何が大事でしょうか。それは、私たち一人ひとりに問いかけられ…

神は共にいてくださる

神は共にいてくださる 神様が送ってくださるその独り子は、インマヌエルと呼ばれます。それは「神様は我々と共におられる」という意味です。神様が私たちと共にいてくださる。私たちがクリスマスを通して味わいたい、実感したい恵みは、この神様が私たちと共…

マリア様とヨセフ様

マリア様とヨセフ様 神様は救いの働きをなさろうとするとき、必ず人間の応答、人間の協力を求められます。イエス様がこの世に誕生されるにあたって神様が協力を求められたのは、マリア様とヨセフ様でした。ヨセフ様は、自分が注目されるとか、高められるとか…

クリスマスの夜 

真夜中の星の輝き 私の出身地である九州の佐賀に伊万里という場所があり、そこにトラピスト修道院があります。人里離れた山の上にシスター方が祈り中心の生活を送っておられます。ある方がそのトラピスト修道院のクリスマスの礼拝に与られたことがあります。…

宿屋には泊まる場所がなかった

宿屋の前のヨセフ様とマリア様 2:6 彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、2:7 初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。(ルカ2:6-7) 「マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にく…

聖劇宿屋の主人の役

宿屋の主人の役 クリスマスに子どもたちはよく聖劇を行います。私が初めて聖劇に参加したのは幼稚園の年長組のときでした。私が生まれた九州の佐賀の教会のカトリック幼稚園では毎年クリスマスには年長組の子どもたちが聖劇をすることになっていました。私は…

イエス様、あなたを愛します

朝の風景の絵はがき 私は朝、教会の小聖堂で静かな祈りの時間を取ることが日課になっています。まだ誰もいない小聖堂の中で十字架のイエス様の御像をじっと見つめる。十字架に架けられたイエス様のお顔をじっと見つめる。そのような時間を過ごしていると、自…

互いに愛し合いなさい

夕暮れの風景の絵はがきです。 テーマ「互いに愛し合いなさい」 13:34 あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。13:35 互いに愛し合うならば、それによってあなたがたが…